ドライアイ
ドライアイとは
涙の量が減ったり、涙の質が悪くなったり、目の表面の潤いが低下した状態をドライアイと呼びます。電子機器やコンタクトレンズが溢れている今現在の社会では、ドライアイ患者の数が増えています。
ドライアイの病態には未だ不明な点が多く、治ることはありません。しかし目薬の選択肢が増えており、目薬を用いることで目を良い潤いの状態に維持することができます。
ドライアイ自覚症状は様々であり、目が疲れやすい、目が乾いた感じ、目がゴロゴロする、ものがかすんで見える、まぶしい、目が赤い、目が痛い、目が痒い、目の不快感がある、涙が出る、めやに(眼脂)が出る、などです。当院ではドライアイの検査と治療を行っております。目の不快感を感じている方、目が乾いて自分はドライアイと思っている方、ドライアイの検査を受けましょう。
ドライアイのQ&A
- Q1.私はもしかしたらドライアイ?
- A1.デスクワークやコンピュータの仕事、目を使う細かい作業、コンタクトレンズ装用、スマホやタブレットなどの電子機器の使用、またはクーラーや暖房の使用が目の潤いに大きな影響を与えています。その影響で涙が蒸発しやすくなり、目が乾燥して色々な症状が出ます。眼科検診を受けて、適切な治療や指導をおすすめします。
- Q2.ドライアイは生活習慣と関係しますか?
- A2.最新のドライアイ診療ガイドラインによると、喫煙、長時間のVDT作業、オメガ3脂肪酸に対しオメガ6脂肪酸の摂取量が多いことがドライアイ発症危険因子であると指摘されています。またコンタクトレンズ装用はドライアイ症状を呈するリスクを高める可能性があると言われています。
- Q3.ドライアイと疑われた場合、どのような診療をされますか?
- A3.ドライアイ患者のほとんどは、眼不快感や視機能異常などの自覚症状で来院されます。眼科では問診後、視力、眼圧などの一般的な検査を行い、自覚症状に加えて細隙灯顕微鏡による他覚的所見をもとに診断します。ドライアイの治療の主体は点眼治療であり、一部でサプリメントの内服や涙点プラグ挿入などの外科的治療が必要な患者さんもおられます。