加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性症とは
加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じます。年齢を重ねると網膜に老廃物が蓄積します。これは加齢黄斑変性症の重要な要因です。社会の高齢化と食生活の欧米化により加齢黄斑変性症が増加しています。喫煙もひとつの要因になります。禁煙や特殊なサプリメント、または緑黄色野菜の摂取は加齢黄斑変性症の発症を抑えられます。
当院では加齢黄斑変性症の精密検査を行っております。左右の目の見え方が違う、字や線の歪み、または視力が落ちていると感じている方、お気軽にご相談ください。
加齢黄斑変性症のQ&A
- Q1.「黄斑」ってなに?
- A1.黄斑とは目の中の神経膜(網膜)の中心部です。物を見るための一番大事な目の部分です。この「黄斑」は網膜の非常に小さな部分ですが、黄斑が障害されると視力が著しく低下し、日常生活に大きな悪影響を与えてしまいます。
- Q2.字が歪んで、線が凸凹に見えますが、なぜでしょうか?
- A2.字の歪みや線がまっすぐに見えていない場合、黄斑部に異常があるかもしれません。そのため黄斑部の検査を受けて(眼底検査やOCTなど)、黄斑の形態と機能を確認してもらった方が良いでしょう。
- Q3.最近OCTとよく聞きますが、「OCT」って何ですか?
- A3.「OCT」は「Optical Coherence Tomography」の略で、日本語で言うと「光干渉断層計」のことです。 OCT装置を用い、目の組織(虹彩、網膜、視神経など)を制度の高い像を撮影することができます。検査中に直接目に触れず、非侵襲的で、患者様にほとんど負担をかけません。眼科に欠かせない検査機器の1つで、黄斑部や網膜疾患、または緑内障評価のため必要な検査になっています。